しっとり美味しい江戸崎まんじゅう。稲敷市・青木菓子店

【NEWSつくば連載 日本一の湖のほとりにある街の話vol.28】

1929年創業、稲敷市の老舗和菓子店「青木菓子店」。看板商品である、農林水産大臣賞受賞の「江戸崎まんじゅう」をはじめとする様々なお菓子が、稲敷市の代表的銘菓として広く親しまれています。今回は、現在の当主である三代目の青木利浩さんにお話を伺いました。

江戸崎まんじゅうは、一見するとお土産ものでお馴染みの茶色い温泉まんじゅう。ですが一口食べれば違いにビックリ。しっとりしつつ、ふうわり柔らかな皮と、こし餡のバランスが絶妙です。一度に大量に購入していくお客さんが多いのも、さもありなんというもの。

その美味しさの秘密を伺うと「一般的なおまんじゅうの3~4倍、手間と時間をかけて丁寧に製造しているところです」と青木さん。味はもちろんのこと、蒸籠により強く蒸し上げる昔ながらの製法でないと作れない、しっとりとした食感も重要なポイントだそうです。

夏は1日1500個、寒い時期には2000個以上も売れるというこのおまんじゅう。それだけの手間がかかるものを作り続けるのはさぞ大変なことと思いますが、青木さんは「自分が食べて美味しいと思うまんじゅうになるように」と、日々さらなる技術の向上を心がけているとのこと。

他にも様々な定番商品と季節商品があり、江戸崎まんじゅうに次いで「どら焼き」「黒どら」「青柳」の順に人気とのことですが、私のイチオシはどら焼き!美味しいパンケーキのような皮と、餡のコラボーションは、ワンダフルな美味しさです。草餅や水無月といった季節ごとのお菓子も美味しいので、ぜひ折々にお求めになり、コンプリートしてみてください。

ご家庭で甘味を心ゆくまで楽しむも良し、贈答にも良しと、使い勝手バツグンな稲敷市の名店。茨城県南の味として、ぜひお楽しみください。

元記事はこちら→《稲敷市の「江戸崎まんじゅう」《日本一の湖のほとりにある街の話》28》

青木菓子店:
所在地:茨城県稲敷市江戸崎3125-1
営業時間:9~19時
定休日:水曜日
公式HP→【青木菓子店】

稲敷市:
北は霞ケ浦西浦、南は利根川に面し,古くから水郷地帯として栄えてきました。多くの野鳥観察スポットや、ヘラブナ釣り・ブラックバス釣りのメッカとして知られています。
その他の記事はこちら→【稲敷市】

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