倭武天皇も賞賛の清らかな泉。行方市・玉清井

行方市井上の田んぼの中に、ぽかりと浮かぶ小島のような鎮守の杜。ここ、玉清井(たまきよのい)は、倭武天皇(ヤマトタケルノミコト)に由来する泉がある由緒正しい場所。

茨城県のサイトでは、常陸国風土記の記述として次のように紹介されています。「昔、倭武の天皇が、天の下を巡幸され、霞ケ浦より北を言向けられたとき、この国を過ぎ、槻野の清水に出たとき、清水で手を清め、玉をもって井戸をお褒めになった。これが玉の清井といはれ、今も行方の里にある。」

鎮守の杜の中の小さな泉には、地元の彫刻家の方による倭武天皇のブロンズ像が据えられ、この地の起源に思いを馳せるよすがとなっています。

いわれをおいても、水田の中に浮く島のような杜は実にフォトジェニック。田植え時はことさらに格別な眺め、ぜひ散策にお立ち寄りください。

玉清井:
所在地:茨城県行方市井上893-1

行方市:
霞ヶ浦西浦と北浦に面する二湖のまち,行方市。豊かな水産・農業資源を背景に古代より栄えました。その歴史に根差した,ユニークな祭礼が数多く残っています。
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