年に2度しかないチャンス!潮来市・権現山公園のダイヤモンド富士

茨城百景に選定されている桜とつつじの名所・潮来市の権現山公園。この公園は常陸利根川に面した高台に位置し、展望台からは眼下の水郷地帯や霞ヶ浦の広がりを一望することができます。また、葛飾北斎による富岳三十六景「常州牛堀(※)」はこの公園の場所からの眺めを描いたものと言われており、古くから風光明媚な場所であったことがうかがえます。

さてこの権現山公園には年に2回、多くの写真愛好家が集う時期があります。それが、「ダイヤモンド富士」が見られる11月11日と1月30~31日。「ダイヤモンド富士」とは富士山頂と太陽が重なり合って見える光景で、その自然の芸術を一目見ようと、毎年大勢のファンが集まります。

この光景は時期が合えば必ず見えるものでなく、空気が澄んだ快晴の夕暮れの際に限られます。だからこそ、出会えた時の感激はひとしお。ぜひ足をお運びになり、日本一の山・富士山と太陽が織りなす、華麗なるコラボレーションをお楽しみください。

権現山公園:
所在地:茨城県潮来市牛堀174-1
ダイヤモンド富士の時期:11月11日、1月30~31日
※国土交通省関東地方整備局の「関東の富士見百景」で画像を見ることができます。このイラストは北斎の「常州牛堀」の構図を一部借用して作成しましたが、実際はこれほど大きく富士山は見えません。北斎一流のディフォルメ表現とお考え下さい。

潮来市:
霞ヶ浦西浦・北浦・外浪逆浦と,水辺に囲まれた,まさに水郷の街,潮来市。女性船頭が操るサッパ船は,街のシンボルとして全国にその名を知られています。
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