地域総出で縄を編む。土浦市乙戸・蛇神社
市民の憩いの場・乙戸沼公園のほど近く、鹿島神社の鳥居には、毎年12月の第1日曜日に大きなしめ縄の蛇が祀られます。
氏子総出で作る縄の大蛇は、目は半紙に墨、舌は長い人参と、なんだかとてもユーモラス。鳥居の真ん中には、蛇とあわせて藁の酒樽を奉納します。大蛇だけに、お酒はやはりセットなのでしょう。
この神社の酒樽には「一ノ山」と表記がありますが、市内の他の神社では「政宗」なる銘の酒樽も見られます。銘の由来については、調べてみましたがどちらもわかりませんでした。
ともあれ、地域が営々と紡いできたこのような祭礼、これからも続いてほしいものです。
鹿島神社:
所在地:茨城県土浦市乙戸997
→常陽新聞2015年11月25日号「まちかどレトロ探訪 土浦画報 vol.16」に収録されました。
土浦市:
霞ヶ浦西浦の西端に位置し,江戸の頃より茨城県南の要所として栄えてきました。ナショナルサイクルルート「つくば霞ヶ浦リンリンロード」の拠点となっています。
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