古代のロマンを風に感じて。かすみがうら市・富士見塚古墳
古墳が多いことで知られるかすみがうら市、なんと市内には500もの古墳があるそう。中でも霞ヶ浦大橋のすぐ北側、市内で最も大きい「富士見塚古墳」は必見です。
道路沿いにある資料館横、木立の中の階段を上がりきると開ける視界。すると、目の前には全長80.2mもの巨大な前方後円墳!さらにその上に登ると、眼下には霞ヶ浦を見下ろす雄大な大パノラマが広がります。古墳の上で感じる風は、季節ごとに表情を変え,登るたびに爽やかな感動が。
資料館では出土品などを見ることができますが、説明によるとこの遺跡は5世紀末から6世紀初頭に作られたものとのこと。正確には「富士見塚古墳1号墳」という名称で、一帯に古墳が点在しているため「富士見塚古墳群」と呼ぶそうです。
ところでこの古墳、その軸線が筑波山と鹿島神宮をほぼ一直線に結んでいるとのこと。古代の土木技術どうなっちゃってんの?と驚嘆の思いが沸き上がります。
また対岸の行方市には、同規模の「三昧塚古墳」もあります。併せて古代のロマンに触れる小旅行、次のお休みにいかがでしょうか。
富士見塚古墳:
所在地:茨城県かすみがうら市柏崎1553-3
かすみがうら市:
霞ヶ浦西浦の北岸に長く伸び,古くから農業漁業がさかんなほか,茨城県内有数の果物産地でもあります。明治期に同市出身の折本良平が開発した帆引き船は霞ヶ浦の風物詩。
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