小さな金魚に大きな愛情をこめて。土浦市・中根金魚養殖所
コロナ禍の中、日々の癒しにペットを飼い始めた方も多いと思います。そんなペットの中で、日本人に昔から馴染み深いのが金魚。
元をたどれば中国原産のこの魚は1500年頃に伝来し、富裕層の間で人気だったものが、江戸時代に庶民にも広まっていったそうです。
このように日本人に親しまれている金魚の、茨城県南唯一の養殖所「中根金魚養殖所」が土浦にはあります。
減反政策のため、田んぼを転用した養殖場には、泳ぐ小さな金魚は、その数なんと40万匹!その無数の小さな生き物に、日がな一日手をかけ続ける中根さん。夏の風物詩として7~8月に出荷するため、5月頃より育て始めるそうです。
金魚の状態をつぶさに観察し、成長に合わせて餌を変える。水質のチェックも欠かさないなど、小さな金魚には大きな愛情が込められています。
中根金魚養殖場:
所在地:茨城県土浦市蓮河原町3786-2
電話:029-821-6204
→月刊ろたす2017年7月号に、連載「水郷手帳vol.1」として掲載されました。
土浦市:
霞ヶ浦西浦の西端に位置し,江戸の頃より茨城県南の要所として栄えてきました。ナショナルサイクルルート「つくば霞ヶ浦リンリンロード」の拠点となっています。
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