馥郁たる香り漂う老舗。土浦市・柴沼醤油醸造
土浦市はかつて、野田や銚子に並び、関東三大醤油生産地としてその名を馳せていました。現在、一軒だけ残っているのが、市内虫掛、筑波山を望む桜川のほとりにある「柴沼醤油醸造」。
「紫峰しょうゆ」を代表に、広く親しまれる商品を持つ同蔵は、1688年創業。実に300年以上の歴史を誇る老舗です。重厚な瓦屋根の母屋、赤レンガの壁に白塗りの煙突といった外観はまさに老舗。馥郁たる醤油のかおりが漂う蔵の中では、100年以上前から使われる巨大な木桶が今も現役で使われるなど、いたるところから歴史の長さが感じられます。
工場見学も随時受け付けているので(必要人数制限あり)、ぜひ一度見学されてはいかがでしょうか。
柴沼醤油醸造:
所在地:茨城県土浦市虫掛374
電話:029-821-2400
定休日:土・日
→常陽新聞2015年10月14日号「まちかどレトロ探訪 土浦画報 vol.13」に収録されました。
土浦市:
霞ヶ浦西浦の西端に位置し,江戸の頃より茨城県南の要所として栄えてきました。ナショナルサイクルルート「つくば霞ヶ浦リンリンロード」の拠点となっています。
その他の記事はこちら→【土浦市】