桜と水面が織りなす春の競演。稲敷市・新利根川の桜

江戸時代に利根川よりひかれた、稲敷市の新利根川。この川の河口付近の右岸堤防には桜が並び、春になると桜と足元の菜の花、そして川面とが織りなす心惹かれる景色が広がります。

このうち、伊佐部橋から東中神橋までの間1.4kmが「桜づつみ遊歩道」としてカラー舗装され、地元の人たちの散策路となっています。

桜の木の下をのんびり散歩も素晴らしいのですが、私のもう一つのおすすめは、対岸の国道125号線(※)からの車窓越しの桜。新利根川沿いは堤防の高さが低いため、車に乗っていても水面との距離感が近く、とてものどかな心持ちになれます。

蛇足ですが、ここを走る際の私的オススメBGMは藤原さくら版「春の歌」か、アニメ「ピンポン」のエンディングテーマ、メレンゲの「僕らについて」。のんびりとアクセルを踏みながら曲に浸ると、遠く過ぎた青い春に、ほんのひと時戻れるような、そんな気分になるのです。

※茨城県外の方は、ともすれば愛想に欠けるとされる茨城県民と話す際、国道125号線を「ワンツーファイブ」と言ってみると、一気に距離が縮まります。たぶん。

新利根川桜づつみ：
所在地：茨城県稲敷市佐原組新田

稲敷市：
北は霞ケ浦西浦、南は利根川に面し，古くから水郷地帯として栄えてきました。多くの野鳥観察スポットや、ヘラブナ釣り・ブラックバス釣りのメッカとして知られています。
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