白い風車に未来を感じる。神栖市・波崎ウインドファーム

テレビロケやCM等で使用されることもある,神栖市の代表的風景・海岸線に建ち並ぶ巨大な風車群。鹿島臨海工業地域を擁し,常に海からの強い風を受ける立地特性から,神栖市は風力発電がさかんです。

そのうち,波崎ウインドファームの12基の風車により供給される電力は,年間発電量約3500万kwh・一般家庭10,000世帯分に相当します。

またその大きさは,地面から羽の頂部まで最大で80mと,超高層ビル級の高さ。それが砂浜にずらりと12基並ぶのですから,迫力はかなりのものです。

建設は平成16年,すでに相当の時間は経過していますが,雄大な太平洋を背景に廻る白い風車の連なりは,いまだにどこか未来的,心地よい浮遊感を感じる景色です。

特におすすめは,朝日がのぼり始める彼は誰時・数十分間の風景。紺・紫・ピンクが混じりあったマジックアワーの光のなか,空と海の間に屹立するさまはとても幻想的 , 一見の価値あり!です。

※マジックアワー:日の出前・日没後に数十分の間みられる、空の色がソフトに輝いて見える時間帯を指すカメラ用語。幻想的できれいな写真が撮れます。

波崎ウインドファーム:
所在地:茨城県神栖市矢田部十町歩
稼働開始:2004年3月

神栖市:
西は外浪逆浦,東を鹿島灘に面する神栖市は,東国三社のひとつである息栖神社を擁し,古代から開けた土地として栄えました。ピーマンの生産量日本一を誇ります。
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