つくばパンNo1の呼声も。ベッカライ・ブロートツァイト

お店の前に植えられた沙羅の木が、優しい木漏れ日を店先に落とす朝の開店時から、行列が途切れないつくば市の「ベッカライ・ブロートツァイト」。ここは、つくばで1番美味しいと言われることも多い、ハード系のドイツパンを中心とするパン屋さんです。

プレッツェルやクロワソン(クロワッサン)といった定番メニュー以外にも、折々にラインナップが変わるため、何度来ても飽きません。そして、その場で作ってくれる豊富な種類のサンドイッチもこのお店の名物。パンと中の具を選ぶのですが、同じ具でもパンの種類が変わると味わいが変わって、これがまた楽しいのです。

肉大好き人間の私としては、チキンやレバーがフェイバリット。レバーにはさんであるピクルスがいい仕事をしているのです。ですが、時に「トマト・チーズ・レタス」などといった自分にはヘルシーすぎるのでは?といったメニューをあえて選んでみても、こちらもまた味わい深い美味しさ。

どのパンも、噛みしめるたびに豊かな小麦の味が伝わり、小麦粉から相当なこだわりを持って作っているのが感じられます。具材もシンプルですが、だからこそどれも丁寧に作られているのが分かります。

つくばパンの東の横綱(東大通(ひがしおおどおり)近くなので)、と私は思っています。なお、西の横綱は前述のアンキュイ(こちらは西大通(にしおおどおり)沿い)。

店内は白壁と木製の什器で凛としてまとめられ、その空間からもストイックさが伝わってきます。その一方、サンドイッチのオーダー時、コック帽をかぶったアヒルのおもちゃが順番待ちの票として渡されるなど、ちょっとユーモアも織り交ぜているのが、またツボなのでした。

ベッカライ・ブロートツァイト:
所在地:茨城県つくば市天久保2丁目10-20
営業時間:午前9時~午後3時(なくなり次第終了)
定休日:日曜・月曜

つくば市:
万葉の昔より信仰の対象とされてきた名峰・筑波山の南麓に位置し,数多くの研究機関が集積する科学の街・つくば市。研究所をまわる夏休みのサイエンスツアーも大人気です。
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