地域で醸す伝統の味わい。行方市・どぶろく祭り
特徴的なお祭りが多い行方市。中でも有名なのが、行方市青沼の春日神社で毎年11月23日に行われる「どぶろく祭り」です。
その内容は、地元の氏子の方々が新米を用いて境内の蔵で醸造したどぶろくを、参拝客に振舞い、五穀豊穣を願いというもの。どぶろくを作ることができる神社は全国でも数えるほどしかなく、関東では唯一この春日神社のみだそうです。
その歴史は平坦なものではなく、明治30年御酒税法の改正・昭和23年のどぶろく製造の禁止等の紆余曲折を経ながらも、地域の熱意により免許制で醸造が可能となり、今に至るとのこと。
美味しいと評判のこのどぶろくを求め、遠方からも訪れる参拝客も多く、夜が更けても境内は賑わいにつつまれます。
春日神社:
所在地:茨城県行方市青沼492-1
行方市:
霞ヶ浦西浦と北浦に面する二湖のまち,行方市。豊かな水産・農業資源を背景に古代より栄えました。その歴史に根差した,ユニークな祭礼が数多く残っています。
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