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古民家ゲストハウスで最高の朝を。かすみがうら市・江口屋

【NEWSつくば連載 日本一の湖のほとりにある街の話vol.24】
もうじき夏の行楽シーズン、霞ケ浦周辺観光をお考えの方も多いかと思います。今回はそんな方にピッタリ、2020年オープンの古民家ゲストハウス「江口屋」さんのご紹介です。施設を運営する「株式会社かすみがうら未来づくりカンパニー」代表の今野さんに、その魅力と今後についてお話を伺いました。

さかのぼる事2016年、今野さん達は江口屋道向かいの歩崎公園内に「かすみマルシェ」と「かすみキッチン」を整備。この土地ならではの様々な食や物産、水辺や自転車のアクティビティ、そして果樹やレンコンなどの収穫体験プログラム等を通し、地域の魅力を発信していました。そのコンセプトを引き継ぎつつ強化するため、宿泊体験を組み込んだのが江口屋だそうです。

明治後期に建てられた建物に一歩足を踏み入れると、土間と重厚な柱・梁が印象的な空間が広がっています。既存の年経た部材と、新しい素材をバランス良く組み合わせた施設内は、リノベーションのお手本のような仕上がり。

ソフト面も充実しており、まき割り体験や、裏庭でのBBQ、囲炉裏端で楽しむ地場の素材を生かした夕食、備え付けの自転車での湖畔のサイクリングと、様々な楽しみ方が可能です。また「最高の朝に出会える宿」のキャッチコピーが示す通り、霞ケ浦からのぼる朝日は最高!

そして2023年より加わった新たな楽しみが、同じ敷地内にオープンした醸造所「江口屋醸造所」のクラフトビール。かつて造り酒屋だった江口屋の歴史を継承する商品とするべく、2020年から準備を始めたのだそうです。

看板商品のペールエール「澤乃不二」には、かつての江口屋で販売していた商品ラベルを復刻して使用。ビタリングホップとしてアイダホ7を用いた爽やかな味わいと、この土地のストーリーが楽しめる、味も見た目も素敵な逸品です。そのほかにも、かすみがうら市産の柚子やブルーベリーを素材として用いたフルーツビールなど、地域を楽しめるラインナップを展開しています。

今後も、地域に観光で何ができるかという事を念頭に、人を呼び込み、地域が潤う仕組みづくりを続けていきたい、と語る今野さん。なんとこの夏には、江口屋から続く高台の上に、かつての別荘をリノベーションした、完全1棟貸しの新たな宿「水郷園」がオープンとのこと。ちらと中を拝見しましたが、霞ケ浦にこんな素敵な眺望があったのかと驚く仕上がりで、こちらも実に期待大!その土地ならではの景色や雰囲気をブランディングし、地域に潤いを生み出す今野さんの挑戦は、まだまだ続きそうです。

元記事はこちら→《古民家ゲストハウス「江口屋」《日本一の湖のほとりにある街の話》24》

江口屋・江口屋醸造所:
所在地:茨城県かすみがうら市坂895-1
公式HP→【 江口屋】

かすみがうら市:
霞ヶ浦西浦の北岸に長く伸び、古くから農業漁業がさかんなほか、茨城県内有数の果物産地でもあります。明治期に同市出身の折本良平が開発した帆引き船は霞ヶ浦の風物詩。
その他の記事はこちら→【かすみがうら市】

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