震災を振り返る。赤レンガの時計店・新美堂

あの未曽有の大災害から、8年の月日が経ちました。

毎年この日が近づいてくると、テレビ等で再度目にする惨状。あの光景を前に、軽々しく被害という言葉を使うことははばかられますが、ここ土浦市内でも多くの被害がありました。愛着のあった日常風景を忘れないために、今週は、震災により消えてしまったものを振り返りたいと思います。

この赤レンガの蔵は、中央一丁目・中城通りの入口そばにあった時計店「新美堂」さん。レンガの赤と、横の路地の鉢植えの緑との調和がとても素敵で、横を通るたび、こんな建物に住んでみたいと思ったものでした。

付近の同様のレンガ蔵や、漆喰壁の土蔵などとともに大きなダメージを受け、本当に残念ながら、今はもうありません。

当時、建設部に所属していた私は、応急危険度判定士として、被災直後の建物を見て回りました。「危険」を示す赤い紙を貼るのは、本当に心が痛む作業でした。

土浦市:
霞ヶ浦西浦の西端に位置し,江戸の頃より茨城県南の要所として栄えてきました。ナショナルサイクルルート「つくば霞ヶ浦リンリンロード」の拠点となっています。
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