冬を告げるサンマの漬物。鹿嶋市・ごさい漬け

鹿嶋市の冬の風物詩,ごさい漬け。これは,ぶつ切りにしたサンマを発酵させるという,海辺の街ならではの特徴的な漬物です。

魚の漬物ということで,生臭いのは?と思いつつ口に運ぶと,意外にも生臭さはありません。サンマのうまみと,大根のさわやかさとで,ご飯のお供にもお酒の肴にも実に好適な一品。冬にはこれがなければ,と地元の方から愛されているのも納得です。

作り方は,まずサンマをぶつ切りにして塩漬けにして2週間。その後,大根の輪切りと発酵したサンマをあわせ,さらに塩をして2週間発酵させます。すると,骨もそのまま食べられるごさい漬けの出来上がり。この塩の塩梅が,何よりの味の決め手だそうです。

鹿嶋市内のスーパーや,近隣の道の駅などで販売しています。買いに行けないけど食べてみたい!という方は,詳しいレシピが日本発酵学界の第一人者・小泉武夫先生のHPにて紹介されているので,ぜひお試しください。

鹿嶋市:
北浦東岸に面する鹿嶋市は,大和朝廷の東国攻略拠点・鹿島神宮を中心に,古来より栄えてきました。現在は,サッカーJリーグの鹿島アントラーズ本拠地としても有名です。
その他の記事はこちら→【鹿嶋市】

関連記事一覧