全国有数の強豪校。阿見町・霞ヶ浦高校ヨット部
阿見町の霞ヶ浦高校は、名だたるヨットの強豪校として、全国にその名を轟かせています。今回、コーチが乗る救護艇に同乗させていただき、間近でその迫力を体感してきました!
練習場は土浦市川口のラクスマリーナ付近。正月の数日以外は、ほとんど毎日練習に費やすとのこと。取材した日も、4時半に沖に漕ぎだしてから2時間以上、ノンストップで練習が続きました。この豊富な練習量こそ、強豪校の背骨を形作っているようです。
練習前に談笑する姿にはあどけなさを残していた選手たち、ひとたびヨットに乗り込めば、その顔つきは真剣そのもの。大きな帆に自在に風をとらえ、素晴らしいスピードで進みます。バランスを取るため、時に体全体を船から投げ出して操縦する様は、ダイナミックでとても迫力あるものでした。
湖面のわずかな水の色の違いや波の変化などから、目に見えない風の変化を予測し、瞬時に戦略を練ることが重要、とコーチ。間もなく開催される茨城国体でも、この霞ヶ浦の風を読み尽くして、素晴らしい走りを見せてくれるでしょう。
霞ヶ浦高校:
所在地:茨城県稲敷郡阿見町青宿50
→茨城新聞2019年6月27日版に、連載「日本一の湖の ほとりにある 街の話vol.02」として掲載されました。
阿見町:
霞ヶ浦西浦の南岸に位置し,大正11年の霞ヶ浦海軍航空隊開設により,予科練の街として知られるようになりました。現在は茨城大学,東京医科大学など学生の街となっています。
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