【番外編】土浦の花火、優勝常連。野村花火工業

花火と言えば夏の風物詩。ところがここ土浦では秋の風物詩。例年、10月の第1土曜日、桜川河川敷にて、日本三大花火大会の一つ「土浦全国花火競技大会」が開催されます(今年は国体との関連で今週末26日)。

この土浦の花火の優勝常連、水戸市は野村花火工業さんにお邪魔しました。郊外の山裾にある工場は、事故を防ぐため、工程ごとに何棟にもわかれ、斜面沿いに並んでいます。さらに、建物の間には事故の際の被害を少なくするための防爆壁が立ち並び、調和のとれた集落のようなたたずまい。  

また各棟の入口には、万が一のことがあった際、飛び込むための水がめが置かれているのですが、中には金魚がのんびりと泳ぎ、これもまた素敵な風情(実際には、ボウフラ対策と、実用目的だそうですが)。  

花火のプログラム・演出を考え、それに沿った花火の火薬粒「星」をつくり、それを花火玉に詰める。夜空に咲く瞬間の芸術は、実に多くの人たちの、細心の心遣いにより成り立っています。

野村花火工業:
常陽新聞2016年9月26日版に連載「土浦老舗博覧会」として掲載されました。

土浦市:
霞ヶ浦西浦の西端に位置し,江戸の頃より茨城県南の要所として栄えてきました。ナショナルサイクルルート「つくば霞ヶ浦リンリンロード」の拠点となっています。
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