鹿行に春を告げるお囃子の音。鹿島神宮・祭頭祭

年間80回近くの祭礼が行われる鹿島神宮の祭典の中でも,最も勇壮な「祭頭祭(さいとうさい)」。鹿行地域に春を告げるこの伝統行事(※1)は,毎年3月9日に執り行われます。

午前10時,当番に選ばれた大総督(だいそうとく※2)が昇殿し,祭りが始まります。その後も続く祭礼で,最も華やかな見所が囃人(はやしびと)による舞。

囃人は,色鮮やかな装束とたすきを身にまとった,1隊15名程の集団です。この1隊で円陣を組み,太鼓のリズムに乗せて祭頭歌を歌いながら,6尺の樫の棒を組んではほぐし,また組みながら進んでいきます。

全部で20隊にも及ぶ演舞は勇壮そのもので,さながら一大歴史絵巻が眼前で繰り広げられているかのよう。今年も,五穀豊穣を祈る囃の音が,鹿島の杜に響きます。

※1:1976年(昭和51年)に国選択無形民俗文化財の指定を受けています
※2:祭礼の象徴として選ばれる5歳前後の男児

祭頭祭:
開催地:鹿島神宮(茨城県鹿嶋市宮中2306-1)
日程:例年3月9日
※令和4年の祭頭祭は3月9日(木),泉川郷祭頭囃奉納を3月12日(土),居合郷祭頭囃奉納並びに春季祭を4月2日(土)日程となっています。

鹿嶋市:
北浦東岸に面する鹿嶋市は,大和朝廷の東国攻略拠点・鹿島神宮を中心に,古来より栄えてきました。現在は,サッカーJリーグの鹿島アントラーズ本拠地としても有名です。
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