日本有数の大きさと枝ぶり!神栖市・波崎の大タブ
潮風香る神栖市波崎地区・神善寺境内に、ひときわ目をひく巨木が立っています。樹齢1000年以上(1500年という説も!)と言われ、茨城県の天然記念物、新日本の名木100選にも選ばれた国内有数のタブの巨木「波崎の大タブ」がそれ。
根元に大きな大きな岩のごとき瘤をつくったこの木の幹回りは8m、高さ15m以上。数値以上に圧巻なのは、うねりながら四方に大きく張り出したその枝ぶり、近場からは一目で全容を捉えることができません。枝を支えるコンクリートの支柱と、足元に幹を向いて並ぶ60体あまりの弘法大師の石造が、連綿と続く信仰を感じさせます。
江戸時代中期の大火、第二次世界大戦時のアメリカ軍による空爆もかいくぐってきたこの木は、別名「火伏の樹」とも言われ、家内安全を願い地域の人々が訪れます。タブは潮風や湿気に強く、海沿いのこの街に適していたのでしょう。生命力の塊のようなその姿は訪れる人を圧倒し、今日も地元の人たちに愛され続けています。
波崎の大タブ(神善寺)
所在地:所在地神栖市波崎3355
神栖市:
西は外浪逆浦、東を鹿島灘に面する神栖市は、東国三社のひとつである息栖神社を擁し、古代から開けた土地として栄えました。ピーマンの生産量日本一を誇ります。
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