癒しを感じる忍潮井の湧水。東国三社、神栖市・息栖神社
東国三社の一つ、神栖市は息栖神社。ほかの二つ、鹿島神宮と香取神宮が武神を主神としているのに対し、主神・久那斗神(くなどのかみ)、相殿に祀られている天乃鳥船神(あめのとりふねのかみ)・住吉三神のいずれも、交通・海運を守護する神様です。
そうした神様の性格の違いか、鹿島・香取の両神宮が「パワー」スポット的に感じるのに対し、息栖神社は「ヒーリング」スポットであるように、個人的に体感しています。
特に癒しを感じるのが、利根川の支流の辺に立てられた大鳥居の両側の、小さな鳥居と、その下から湧きだす泉。この井戸は、「忍潮井(おしおい)」と呼ばれ、その中に沈む、女瓶・男瓶と呼ばれる瓶の中から真水が湧き出しているそうです。必ず見えるものではなく、運良くその姿が見られると幸運があるとのこと。
また、女瓶の水を男性が、男瓶の水を女性が飲むとその2人は結ばれるといい、縁結びのご利益もあるそうです(※)。
日々・種々のストレスにさらされる現代社会。今こそヒーリングスポット、息栖神社へGO!
鹿島神宮の記事はこちら→【常陸国一宮。古代ロマンを今も伝える鹿嶋市、鹿島神宮】
香取神宮の記事はこちら→【日本屈指の古社。東国三社の一つ、香取市・香取神宮】
息栖神社:
所在地:茨城県神栖市息栖2882
公式HP→【息栖神社】
※現在、忍潮井の水を飲むことはできませんが、境内奥に忍潮井と同じ湧き水があり、そちらでお水取りをすることができます。
神栖市:
西は外浪逆浦,東を鹿島灘に面する神栖市は,東国三社のひとつである息栖神社を擁し,古代から開けた土地として栄えました。ピーマンの生産量日本一を誇ります。
その他の記事はこちら→【神栖市】