まんが日本昔話のご飯がここに!桜川市の奇祭・大飯祭り

桜川市下泉で毎年12月に行われる奇祭「大飯祭り」。物相(もっそう)と呼ばれるうず高く盛りつけたご飯を、氏子皆で食べることで、豊穣と健康に感謝をささげるというお祭りです。

お祭りの冒頭では、神職による神事が執り行われます。そしてそれが終わると、いよいよお祭り本番。氏子の皆さんの前にご飯が運ばれてくるのですが…そのビジュアルが凄い。かつてまんが日本昔話で見たあのご飯です。いや、むしろそれよりももっとうず高い。

それもそのはず、ご飯の分量は実に7~8合・高さ約30㎝!崩れないように押し固められたうえで、二本の竹串で支えられています。お箸で食べる人もあれば、手でちぎって食べている人も。お味噌汁にサンマ、お新香等おかずも豊富、皆急ぐこともなく和気あいあいと食べ進めていきます。

そして1時間ほど経過し、皆が満腹になった頃合いで、蓑を着た神様が登場。これまた巨大なしゃもじで「もっとどうぞ」とさらにご飯をふるまいます。

この何ともユニークな奇祭、その起こりは300年前とも450年以上前とも言われています。似たようなお祭りで有名なものに、栃木県日光市輪王寺の「強飯式」がありますが、あちらは修験者が「食え食え」と無理強いするのに対し、こちらは終始談笑、神様も笑って勧めてくるという和やかなもの。そんなところを比較しながら見学するのも、楽しいかもしれません。

大飯祭り(おおめしまつり):
開催地:下泉公民館 (桜川市下泉374-3)
開催日:12月第2日曜日 11時頃~
問合せ先:桜川市商工観光課
TEL:0296-55-1159
公式HP→【桜川市観光協会】

※一般の参加はできません。例年は外からお祭りの様子を眺めることができますが、2021年は新型コロナ対応のため、見学は行えません。
※茨城新聞社作成によるお祭りの動画がYOUTUBEで視聴可能です。

桜川市:
筑波山の北麓に位置する,山と里の景色豊かな桜川市には,茨城県内唯一の重要伝統的建造物群保存地区・真壁の街並みをはじめ,歴史を感じさせる風景が多く残されています。
その他の記事はこちら→【桜川市】

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