四季折々に美しい、安産子育の名刹。桜川市・雨引観音

桜川市の雨引山楽法寺・通称「雨引観音」は,587年開山の古刹で,坂東三十三箇所霊場第二十四番札所でもある,関東屈指の名刹です。

そのむかし天平年中(730年),聖武天皇・光明皇后が安産を記念したところ,無事成就したことから,安産子育の霊場として,篤く信仰を集めることになりました。

ですが,そのいわれを知らずとも,緑ゆたかな境内からは,自然とパワースポットの雰囲気を感じるでしょう。樹齢400年の「玉体杉」や,樹齢1000年の「宿椎」をはじめ,春の桜、初夏の紫陽花,秋の紅葉といった四季折々の風景が,心を鎮めてくれます。

文化財としては国指定重要文化財「木造観世音菩薩立像」,県指定 重要文化財 の「本堂」「多宝塔」「仁王門」ほか多数を擁しており,それらも見どころです。

また,境内には鴨やアヒル,孔雀など多くの鳥が自由に歩いており,厳かな中にも,どこかほっこりした空気が漂います。

願掛けに良し,寺社巡りにも良し,動物にほっこりするも良しと,とても懐の広い名刹。折々の季節にぜひお出かけください。

雨引山楽法寺(雨引観音):
所在地:茨城県桜川市本木1
公式HP→【雨引山楽法寺】

桜川市:
筑波山の北麓に位置する,山と里の景色豊かな桜川市には,茨城県内唯一の重要伝統的建造物群保存地区・真壁の街並みをはじめ,歴史を感じさせる風景が多く残されています。
その他の記事はこちら→【桜川市】

関連記事一覧