東日本第2位は伊達じゃない!石岡市・舟塚山古墳

古来より霞ヶ浦水運の要所であった石岡市恋瀬川高浜の入江。雄大な湖面の逆側には霊峰筑波山を望むこの地に、5世紀後半に築造されたとされるのが、茨城県下最大、東日本でも2番目(※1)の大きさを誇るここ舟塚山古墳です。周辺には他に小規模な古墳が数基見られ、古墳域として1921年に国の史跡の指定を受けています。

周りを畑と森林で囲まれたこの古墳、茨城県最大の呼び名は伊達ではありません。周囲を畑と森林に囲まれた中に隆起する圧倒的ボリュームは、全長186m、前方部幅100m・高さ10m、後円部直径90m・高さ11mと、本当に山のよう!

ところどころに木が生えていますが、古墳全体をよく観察することが可能です。陵墓の上で霞ヶ浦から吹き渡る風をうけ、古に思いを馳せてみてはいかがでしょうか(※2)。

舟塚山古墳:
所在地:茨城県石岡市大字北根本597番地外


※1:東日本最大の古墳は群馬県太田市の天神山古墳(墳丘長210m)。ちなみに日本最大の古墳は、言わずと知れた大阪は堺市の仁徳天皇陵古墳。こちらの墳丘長はなんと486m!

※2:イラストはドローンで全体を観察している様子としましたが、ドローンの利用に当たっては飛行ルールに抵触しないようご注意ください。

石岡市:
霞ヶ浦西浦から筑波山の間の肥沃な土地に恵まれ,各種果物や清酒どころとして知られています。常陸国発祥を伝える多くの史跡のほか,市街地のレトロ建築物も人気です。
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