咲き誇る桜のなか、平和の尊さを噛みしめる。阿見町・井関農機
1921年に霞ヶ浦飛行場が開設されてから、1945年に終戦を迎えるまで、阿見町は日本における予科練訓練の重要拠点でした。
このため、町内には戦時の名残が散在しています。トラクターやコンバインなどの農業機械を製造する一部上場企業「井関農機」もその一つ。
敷地内には、戦時中に練習用飛行機の格納庫に使われていた「中央格納庫」が現存しており、現在でも農業機器の保管庫として使われているそうです。レンガの外壁からは、重厚な歴史の重みが伝わってきます。
また、同社では毎年桜が見ごろの頃、敷地の一部を一般開放しており、阿見町の桜の名所としても知られています。咲き誇る桜の中、軍事遺構を眺めながら、平和の尊さに思いをはせてみてはいかがでしょうか。
井関農機:
所在地:茨城県稲敷郡阿見町大字阿見4818
開放期間のお問合せ:029-887-6761
阿見町:
霞ヶ浦西浦の南岸に位置し,大正11年の霞ヶ浦海軍航空隊開設により,予科練の街として知られるようになりました。現在は茨城大学,東京医科大学など学生の街となっています。
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