400年続く集落の祈り。行方市・天掛の花火

行方市天掛の観音寺で、毎年8月17日に行われる「天掛の花火」。かつて地域に疫病が流行した際に、花火を奉納したのがその起こりであり、400年の歴史を持つそうです。

夏の風物詩、各地の花火大会は規模の大きさ・プログラムの壮麗さを競いますが、ここの花火は30分ほどの間に100発ほど打ち上げるという素朴なもの。ですがその素朴さが、むしろ事の起こりである「祈り」という行為を浮かび上がらせます。

観音寺:
所在地:茨城県行方市天掛459

行方市:
霞ヶ浦西浦と北浦に面する二湖のまち,行方市。豊かな水産・農業資源を背景に古代より栄えました。その歴史に根差した,ユニークな祭礼が数多く残っています。
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