茨城県内唯一!重要伝統的建造物群保存地区,桜川市・真壁の街なみ

桜川市真壁町には、104棟もの登録文化財の伝統的建築物が存在し、茨城県では唯一の「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」に指定されています。

江戸時代からほとんど変わらない町割りに並ぶのは、見世蔵や土蔵・石蔵・塗屋といった、江戸時代末期から昭和前期頃にかけての多様な伝統的建築物。この小さな地区に104棟もの登録文化財があるというは驚くべき事で、全国でも126地区・関東においては6地区しかない重伝建に指定されているのも、さもありなんというものです。

ちなみに重伝建指定されている地区は、白川郷の合掌造り集落・木曽は妻籠宿・京都の産寧坂といった、名にし負う歴史ある場所ばかり。地域の歴史の古さだけでなく、それを大切に守っていこうという地元の方々の並々ならぬ想いがなければ、到底受けられない指定なのです。桜川市すごい!

平成23年の東日本大震災では、全国の重伝建の中で最も大きな被害を受けており、実に9割以上の建造物が損傷を負いました。現在も続く災害復旧では、同時に一般修理を進めることで景観の向上が図られています。

古い街並みが好きな方は必見!今に伝わる江戸の風情を、ぜひお楽しみください。また地区中央の陣屋跡地には、地区の交流の場・観光案内施設として「真壁伝承館」が平成23年に開館しました。現代的デザインでありつつ,大きさ・色・形とも,周囲の街に巧みに調和しており、館内では真壁地区の成立過程の展示解説などがなされています。

つくばかすみがうらリンリンロードの北側終点である岩瀬駅にも近いので、サイクリングと併せてのお立ち寄りもおすすめです。

桜川市真壁伝統的建造物群保存地区:
所在地:茨城県桜川市真壁町真壁
真壁伝承館:
所在地:茨城県桜川市真壁町真壁198

桜川市:
筑波山の北麓に位置する,山と里の景色豊かな桜川市には,茨城県内唯一の重要伝統的建造物群保存地区・真壁の街並みをはじめ,歴史を感じさせる風景が多く残されています。
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