英傑たちの華麗な競演!潮来祇園祭禮
毎年8月の第1金曜日から日曜日まで開催される「潮来祇園祭禮」。このお祭りは潮来市・素鵞熊野神社(そがくまのじんじゃ)の例大祭であり、各町内の合計14台の山車が繰り広げる競演の壮麗さで知られています。
精緻な彫刻が施された山車の上に並ぶのは、素鵞熊野神社の祭神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)などの神様から、源義経や真田幸村といった歴史上の英雄まで、日本の英傑オールスターといった顔ぶれ。どれもそれぞれ見所がありますが、私のお気に入りは八咫烏(やたがらす)を従えた神武天皇、キリリと勇ましい表情が素敵です。
これらの豪華な山車の数々が、茨城県指定の無形民俗文化財に指定されている潮来ばやしのお囃子にあわせ、「のの字廻し」「そろばん曳き」といった「曲曳き」を織り交ぜながら街を回ります。「のの字廻し」は木製の山車を、上から見て「の」の字を書くように回転させるというもので、重厚な山車(数トンにもなるそうです)を、人力で鮮やかに回す様は実に見事!
普段は落ち着いた潮来の街が熱気につつまれる3日間、ぜひ皆様お出かけください。なお「石岡のお祭り」「鉾田の夏祭り」等と同様、この潮来祇園祭禮も、山車の位置をネットで把握する事が可能。趣向を凝らしたそれぞれ山車を、コンプリートしてみてはいかがでしょう。
潮来祇園祭禮:
開催時期:毎年8月第1金曜日から日曜日
公式サイト→【潮来お祭り委員会公式サイト】
潮来市:
霞ヶ浦西浦・北浦・外浪逆浦と、水辺に囲まれた、まさに水郷の街、潮来市。女性船頭が操るサッパ船は、街のシンボルとして全国にその名を知られています。
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