五穀豊穣を祈り舞う三体の獅子。潮来市・上戸の獅子舞
毎年11月23日,潮来市上戸の国神神社において,五穀豊穣を願い奉納される「上戸(うわど)の獅子舞」。茨城県指定無形民俗文化財であるこの祭礼は,江戸時代に水戸藩主・水戸光圀公により奉納が定められたとされます。
祭礼は巫女舞から始まり,天狗の道割,獅子舞と続き,ひょっとことおかめの掛合いで終わりますが,やはり見どころは三体の獅子による舞。雄獅子・雌獅子・中獅子の三体は,時に一体で,時に三体でと,変化しながら勇壮に舞います。これを目当てに,地元住民のみならず,遠方から訪れるカメラマンも少なくないとか。
地元の保存会により伝承されているこの神事,末永く勇壮な舞が続いてほしいものです。
国神神社:
所在地:潮来市上戸1551
祭神:大己貴命(オオムナチノミコト),少名彦名命(スクナヒコナノミコト)
潮来市:
霞ヶ浦西浦・北浦・外浪逆浦と,水辺に囲まれた,まさに水郷の街,潮来市。女性船頭が操るサッパ船は,街のシンボルとして全国にその名を知られています。
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