根源的な力「火」の迫力。つくば市・小田のどんど焼き
つくば市の国指定史跡「小田城跡歴史ひろば」にて、1月半ば小正月の頃に開催される「どんど焼き」。竹でやぐらを組み、その中にしめ縄や松飾等の正月飾りやダルマなどを積み上げて燃やし、一年の息災を願う伝統行事です。
見上げる高さの竹のやぐらとうず高く積まれた正月飾りは、火を入れて数分で全体が炎に包まれます。竹のはぜる破裂音、焼け焦げて崩れ落ちるやぐら、そしてそれらを包み込み天高く伸びる炎。
調理の電化や野焼きの禁止などにより、生の火に触れられる機会が激減している昨今、どんど焼きは「火」という人間が獲得した最も根源的な力を、肌で感じられる貴重な機会であるように思います。冬の澄んだ空気の中、天を衝く火の圧倒される美しさを感じに、ぜひお出かけください。
どんど焼き:
開催場所:小田城跡歴史ひろば(茨城県つくば市小田2377-1付近)
開催日時:1月15日前後
つくば市:
万葉の昔より信仰の対象とされてきた名峰・筑波山の南麓に位置し,数多くの研究機関が集積する科学の街・つくば市。研究所をまわる夏休みのサイエンスツアーも大人気です。
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