穢れを祓って新年への準備。鹿嶋市・すす払い

茨城県を代表する古社・鹿嶋市は鹿島神宮にて、毎年12月1日に執り行われる「すす払い」。御煤払い(おすすはらい)とも呼ばれるこの神事は、長さ4メートルほどの「オスス竹」を用いて、4人の神職・巫女さんが国指定重要文化財である楼門の汚れを、なでるようにして払うというものです。

荘厳な楼門をさらさらと払っていく様子は、見ているこちらの一年分の穢れも祓われていくようで、自然と清々しい気持ちになります。それぞれに思い抱えたこの一年も、もうじき終わり。巡りくる新しい年が、どうかどなたにとっても佳きものとなりますように。

すす払い(御煤払い):
開催地:鹿島神宮
所在地:茨城県鹿嶋市宮中 2306-1
開催日程:毎年12月1日
公式HP→【鹿島神宮】

鹿嶋市:
北浦東岸に面する鹿嶋市は,大和朝廷の東国攻略拠点・鹿島神宮を中心に,古来より栄えてきました。現在は,サッカーJリーグの鹿島アントラーズ本拠地としても有名です。
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